防犯対策や夜間の安全確保に役立つセンサーライト。しかし、種類が多くて、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、照明器具メーカーで商品開発を担当している専門家、山田さんに、センサーライト選びのポイントを伺いました。「センサーライトを選ぶ際に、まず確認していただきたいのが、センサーの種類です」と山田さん。「最も一般的なのは、赤外線センサーですが、他にもマイクロ波センサーや超音波センサーなどがあります。赤外線センサーは、人や動物の体温を感知するタイプで、比較的安価で手に入ります。マイクロ波センサーは、電波を使って動きを検知するタイプで、赤外線センサーよりも広範囲をカバーできます。超音波センサーは、音波の反射を利用して動きを検知するタイプで、風の影響を受けにくいという特徴があります。」次に重要なのが、光源の種類だそうです。「LED、白熱電球、ハロゲンランプなどがありますが、省エネ性能と寿命の長さから、LEDがおすすめです。白熱電球やハロゲンランプは、LEDに比べて消費電力が大きく、寿命も短いので、ランニングコストが高くなります。」設置場所や目的によって、選ぶべきセンサーライトは異なってくるとのこと。「玄関や勝手口など、人の出入りが多い場所には、検知範囲が広く、明るいセンサーライトがおすすめです。庭や駐車場など、広い範囲をカバーしたい場合は、複数のセンサーライトを設置するか、検知範囲の広いマイクロ波センサーを搭載したタイプを選ぶと良いでしょう。また、防犯目的で設置する場合は、カメラ付きのセンサーライトも検討する価値があります。」最後に、山田さんはこう付け加えました。「センサーライトは、設置場所や目的に合わせて、適切な製品を選ぶことが重要です。また、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。センサー部分に汚れが付着すると、感度が低下する可能性がありますので、定期的に清掃するようにしてください。」